今日のごった煮。
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Corel Painter11体験版
こんにちは、お久しぶりの更新です。

今日はPainterシリーズ最新版、Painter11体験版の試用感想を書きたいと思います。
せっかくなので、Painterを使ったことのない方への紹介と
Painterシリーズユーザー向けの、今バージョンの変化への簡単な感想も同時にまとめます。


まずはPainterが初めての方・パソコンで絵を描いたことのない方に、
Painterがどういう雰囲気のソフトかご紹介します。

本当にデジタル全般が初心者の方にも、と思い、どう書こうかなーと考えたのですが
やはりうちは画材レビューと併設のブログなので、パソコンでない実物の画材と比較することにしました。
pastelpainterhikaku.jpg(クリックで拡大できます)
(左2つ:パステル「レンブラント ソフトパステル」、ノーブランドの普通の画用紙
 右:Painter11「パステル」ソフトパステル
   薄い色の方は1度塗り、少し濃いのは2度塗りです)

painter11suisai.jpg(同じくクリックで拡大します)
(左:透明水彩(ウィンザー&ニュートン)、筆ラファエル8404 6号、紙コットマン荒目
 中:Painter11「水彩」ラウンドウォッシュ
 右:Painter11「水彩」ウォッシュブリスル)


なんというか、「パソコンなのに画材っぽい」タッチじゃないですか?
描画ソフトの中でも最も「タッチを出せる」ソフトで、プロの愛用者も多いです。

リアルで質感のあるブラシや
painterairbrush.jpg
(クリックで拡大します)
(左:Painter11「エアブラシ」幅広ホイール、
 右:     「リキッドインク」エアブラシ)

デジタルっぽい均一な塗りにできるブラシまで、色々あります。

実は私もデジタルに入ったのはPainterからで、
パソコンで絵を描こうと思い始めた頃、私が画材マニアだと知っている知人に
「キサちゃんは絶対ペインター好きそう」と言われ
最初に買った描画用ソフトがPainterだったのです。
とはいえ凄さを実感したのは他のソフトも買ったあと、他のデジタルではこういう質感は出ないことを体感してからだったのですが。

画材は、使えばなくなるため、ストックなども気を配らないといけないのと
わりとすぐ劣化するものもあり、管理が大変で 費用が高くついたりするじゃないですか。
用意したり片付けたり掃除したりの手間もありますし。デジタルにはそれがない。
画材としての表現力の長所でいうと、
デジタルは総合的に、光の表現なんかが得意という長所もあります。
消しゴムみたいにごしごししなくても、「この部分全部消す」というのも簡単ですし
画材としてトータルで「便利」これに尽きますね。

パソコンで絵を描くこと自体が初めての人でも、
雰囲気が画材っぽいので、描き方とかに混乱せず、入りやすい部分もあると思うので
Painterは、画材にこだわりたい人が パソコンで絵を描くときにこそ、
おすすめしたい かつ おすすめできるソフトです。


続いては既存ユーザーの皆さん向けに、11になって変わったポイントへの感想を。
今回だいたいIX・9.5、Xの流れに続く感じの系統かなと感じるんですが
新しいところでは「リアル鉛筆が面白い」、これです。
ペンタブのペンを立てて描くと線が細くなり、ねかせると太くなるんです。
real-pencil.jpg(画像クリックで拡大できます)

上3つが太さの実験(真ん中のは太い状態から細く変化を付ける実験)
これ全部、リアル鉛筆(ソフト6B)の同じ太さの設定で、ペンの傾きだけでついた変化です。
下のも同じ設定で、リアル鉛筆の線で入りと抜きを実験したものです。
最新・最高性能ペンタブでなくても
管理人のペンタブ・intuos23ですらない古さ/画像も全てintuos2環境下です)
             でもこのとおり、一応傾きを反映してくれます。し
最新のintuos4なら角度検知力が上がっているので、やはり互いに特性が生きるようで
Painter11+intuos4をヨドバシのPainter11イベントでいじった時は軽く感動しました。
変化の基準が「ペンの傾き」なので
細く描きたい間はずっとペンを立ててないといけないなど、独特の描き方になりますが
これはなかなか、よく出来てます
この特性を楽しむという点では、ぜひ一度intuos4でいじってみて欲しいなーと
いうところなのですが。


あとは
カラーマネジメント強化(カラープロファイル埋め込みの強化、
             Photoshopとの連携がしやすくなった)

・マーカー(均一な塗りで、塗り重ねるとどこまでも濃くなっていく)など
 リアル鉛筆含め、今回は全部で40、ブラシが追加されている 等の変化もありますが

・選択範囲をControl+クリックで操作できるのが便利になった!のと

・カラーパレットとミキサーに拡大機能が付いたところ が注目ですね。
        これに関してはあちこちで言われていますが、私も喜んでいる一人です。
   前までは本当、色うまく拾えなくてイライラした挙句
   RGB値で調整したりしてたんですが、これでちょっと楽になったかなと。
   矢印キーで色調整することもできるようになって
   色んな部分の改良で色が拾いやすくなったのは感じます。
   パレットの大きさは、通常のこれぐらい↓のサイズから
painter11-normal.jpg
   
painter11palette-saidai.jpg
   下のこちらはクリックすると最大サイズにできます↑
   この大きさまでの範囲で「好きなサイズに」自在に拡大縮小できます。

あとMacで使っていて地味にびっくりしたのが、今回のMac版の推奨環境はPower Macで
うちはIntel Macなのにもかかわらず、すんなり使えている所です。
もちろん本来は推奨環境Power Macと公式で明記されていることもあり、
問題が起きる場合も全くなくはないようなので、大々的には言えないのですが
私のMacに関しては、今のところ問題なく動いています。
Power Mac用ソフトをIntel Macで動かす「Rosetta」って表示とか何も出ず自動なので、
Painter11もネイティブのソフトかのように普通に動いています。不安定も覚悟していたので意外なくらいでした。


長所は色々書いたので、短所もひとつ書いておきますね。
今気になっていることがひとつあって、
消しゴムを使うとブラシのサイズが混乱する バグ?があるようなんです。
   *バグ?が起こってしまう流れ*
    (管理人実験。この流れを避ければバグが起きないのかもしれません)
1・なんでもいいので消しゴムが、あるサイズ設定になっているとします
 (このサイズをAとします)

  ↓
2・描画ブラシ(例:上の、リアル鉛筆ソフト6B)を
 ブラシサイズを変えて(例:デフォルトから2.1に変える等、なんでもいいです)
 使います
  ↓
3・消しゴム(ペンタブの反対側、あるいはツールボックスから選択)を、
  Aのサイズから変えて、たとえばBにして使ってみます
(ここまでは異常なし)
  ↓
4・ここで2で使っていた描画ブラシに戻る と
  なぜか変更しておいた描画ブラシのサイズが、前の消しゴムのサイズ設定
  Aのサイズに変わってしまっている
 場合があります。
描画ブラシも今の消しゴムサイズと同じになっちゃう とかならまだ分かるのですが、
今のでなく「前の」消しゴムのサイズになるあたり、不思議な現象です。
ブラシサイズ変わっちゃうだけ…、と言えばそうなので
地味というか害は少ない(再調整が面倒なだけな)のですが、微妙に手間なので
既に今回アップデータで修正された不具合があるように
ここもアップデータで直ってくれたらいいなと思っています…。
(2010年1月追記:現在、アップデータで消しゴムのバグは改善されたようです。
 実験してまとめた甲斐がありました。)


他に今後のPainterシリーズに希望する改善点としてはレイヤー機能の向上、です。
あと、個人的にはむしろこれが一番かもしれないのですが
ファイルを縮小表示したときの表示がガタガタになることがある現象も、
漫画みたいな線画用に使う場合には特に気になりがちなので
ぜひ改善してほしいポイントです。
そういえば今回、ファイルのサムネイルの画像がきっちり表示され
&しかもなんだか綺麗(なような気がして調べたら、ここも今回の変更点だったそうです)なので
縮小表示は今後向上していくんじゃないか…と期待しています。
ほんとに期待しています。


最終的に、11は買いか?とという点については
私は最初に8を買って以来のユーザーなのですが、
11は、初めてPainterを買う方でも失敗しないバージョンではあると思います。
9.5以降は大きな変更点など色んな要素がかなり落ち着いてきて、
どれもわりと安心して買える&使えるようになっていますので。

アップグレードになる方は、
9.5でぐっと完成度が上がり
(Painterシリーズの方向性が落ち着いて来たのと、
 デジタル全般の技術力がかなり高くなってきた両方の時期だったというか)
以降はわりと少しずつ&細かく変化している感じなので
7、8ぐらいのユーザーなら絶対今回の11含め、9.5以降にした方がいいです。
最初に8を買った身として、これは全力で断言します。
9.5とかXユーザーの方なら、
11の数々の変化(私が今回書ききれなかったもの、気づいていないものも確実にたくさんあります)
魅力を感じたら…
という言うまでもない結論になってしまうのですが、
11のカラーの拾いやすさと、カラーマネジメント部分に向上の気配が見られる点は
再度付け加えておきたいポイントです。
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